以前から調子が悪かった様です。ブルーバードのヒーターファン。
昭和家電の様に止まったら叩き止まったら叩きを繰り返して
なんとかのりきってきたのもいよいよ限界。とうとう回らなくなってしまった様で、お預かりしました。この時期ヒーター効かないのは地獄ですもんね。
ファンモーターをヒーターユニットから取外し、分解してみました。
止まってしまった原因はモーターのケースに取り付いている磁石が剥がれてしまったからの様です。これでは修理しようがありません。(電装屋さんにも修理不能と言われちゃいました。)
当然部品もありません。こういう時国産旧車は困っちゃいます。
部品さえあれば簡単な修理なのにっ ムキ―ッ!!
そうとも言っていられないので、流用できる現代車のブロアモーターを探します。
ポイントはモーターを本体に取り付けるプレートが金属製なこと。
810のブロアファンのプレートが金属性なので、そこになんとか流用モーターを溶接したいからです。
解体屋さんに行って何とか探してきましたよ。スバルサンバー KS4型のブロアモーターです。
このモーター部分だけをプレートから切り出します。
こんな感じ。
切り出したモーターを810のプレートに溶接
位置関係を注意しながら溶接します。
黒い丸いゴムが付いてる物がもともとの810についていたプレート。上手く合体できました。
これをユニット本体に取り付けます。
ファンとの隙間の問題なく、うまいこといったと思います。
後はユニットを組み立てて車体に取付け、配線をすれば問題なくヒーターも効くようになります。
ちなみにファン自体は810用を使ってます。シャフトの太さは偶然同じでした!
国産旧車は部品がないのは皆さんご存知の通り。
修理をするには何かしらの部品流用をしなければなりません。なかなか大変ですね。