先日売約済みとなりました、Y30グロリアワゴンの車検を取得するため整備をしております。
Y30グロリアワゴン
歴代グロリアの中で7代目となるY30型系は1983年に発売、その中でワゴン、バンだけは1999年まで作りつづけられました。
ほぼ4年に1度フルモデルチェンジする中で16年間ものあいだ同型で発売されていたという、異色な車です。
平成11年の生産終了時に、同級生が新車を買ったのを思い出します。
この車両自体は昭和63年の車なんです
走行距離43,000kmと恐ろしく低走行車できわめて程度もイイ個体です。
今回ご購入いただいたお客様も、このボディの状態と走行距離を気に入っていただきました。
下廻りはきれいに洗浄して防錆処理しております。
エンジンオイルやエレメント、プラグやファンベルト、エアコンベルト、パワステベルトなどを新品に交換です。
あっ当然バッテリーも新品です。
この他、リヤブレーキのホイルシリンダーのO/Hもしました。
ピストン外すとこんなに錆びております。これ、古い車に限らず最近の車も結構多いんですよ。
ブレーキオイルも定期的に交換しないと水分を吸収するので、その水分で錆びてしまうんです。
その錆の何が悪いかと言いますと、錆びによる腐食が起きる→そこからブレーキオイルが少しずつ漏れる→最後にはブレーキが効かなくなる 簡単に言うとこんな感じです。
車はですね~突然走らなくなるよりも、突然止まらなくなる方が怖いんです。しっかり見ておきたいですね。ブレーキ
専用の砥石みたいのを使ってきれいにします。ホーニングと言います。
このホーニングをしてもシリンダーに腐食が残れば(車屋は虫食ってるなんて言ってますが)
ホイルシリンダーASSYで取替になります。このY30はそこまで重症ではなかったです。
こんな感じで整備をして、最終的に車検を取得です!
納車してすぐに壊れちゃったーなんてことがなるべく無いようにできる限りのことはしております!
この他もバッチリ整備してお客様にお渡しできればなーと思ってます。