車検でお預かりいたしましたBMWです。車検終了から2日後にリヤ左のガラスが突然上がらなく
なったという事で再度修理させて頂きました。
車検後すぐという事でお客様には大変ご迷惑をおかけいたしましたが、ユーロッパ車の特徴であるウインドレギュレーター故障はいつも突然やってきます。
内張りを外していきます。この時点でガラスは完全に落ちておりどうしようもない状況です。
内張りを外し原因がわかりました。ガラスを上下させるウインドウレギュレーターという部品は一部ワイヤーを使用しております。そのワイヤーが切れてしまったため、ガラスの上下ができなくなっています。画像真ん中に見えるのが切れたワイヤーです。
車検時は各ドアの内張りまで取り外して点検はしませんのでわかりませんでした。
左が新品のウインドウレギュレーター、右が今回故障したウインドウレギュレーターです。
弓矢の様になっているワイヤーが切れてます。
新品部品取付て修理完了です。
BMWに限らず、ヨーロッパ車で多発するウインドウレギュレーター故障。点検は内張りを外す作業になりますので簡単では無いです。その都度有料で点検というのも現実的ではありませんね。
ただ簡単な確認方法としては不確実ではありますが、各ドアガラスを上下させて「ギリギリギリ」という様な感じの音がしていれば、何かしらウインドウレギュレーター故障の前兆かもしれません。
一度ご確認頂いてもよろしいかと思います!