ガソリンスタンドでエアコンガスが少ないですよ。と言われたとのことで点検及びガス補充の修理で入庫になりました。MK21S パレットです。
目視ではエアコンガスの漏れは確認できませんでしたので、スナップオンエアコンガスステーンを使ってガスクリーニング及び補充作業をしたところやはりどこからかガス漏れがあることを発見。詳しく調べてみるとエバポレーターと言う部品からのガス漏れがあることがわかりました。
このエバポレーターと言う部品はスズキが保証を延長した部品であり無償修理の対象となっております。ここで保障延長について詳しく。
どんな車にも新車から何年といった保証が付います。当然その保障期間中で故障が発生すれば保障修理になるわけですが、期間を過ぎても故障が多発する場合などは、例えば3年保証から延長して9年保証にしますといった発表がメーカーからあります。
ただこの場合はリコールと違って車の使用者様にハガキで通知することはありません。こちらから調べてみないとわからないのです。
今回の場合ガソリンスタンド様でガスが少ないと言われそのままエバポレーターを修理していたら約10万円くらいの修理代がかかっていたかと思います。
車の修理は奥が深いです。やはり信頼できる修理工場に相談される事をおススメします。
今回の保障延長についてリンク張っときます。パレットエバポレーター保障期間延長について
こちら見て頂ければわかりますが、パレットの他ワゴンR、ラパンも一緒に保障期間を延長してますね。
早速エバポレーター交換作業をしていきます。まず今回の一番の大作業ダッシュボードの取り外しから
ダッシュボードを取り外し、
各部品をどんどん取り外し
ヒーターユニットを取り外せました。エバポレーターはこの中にあります。
さらにヒーターユニットを分解して見えてきたのがシルバーの物体下側がエバポレーターです。上側はヒーターコアという部品ですね。
左が新品 右が今回取り外したものです。
エバポレーターを新品に交換し、どんどん元通りに組んでいきます。画像はありませんが、なかなか大変な作業です。
最後に冷却水を入れエアコンガスを充填して作業は終了です。スナップオンエアコンサービスステーションでのエアコンガス補充ですので完璧です!
ガス漏れも無くなりエアコンの効きもとても良くなりました!
スズキ代理店の当社はリコール作業、保障修理も自社で対応できます。もうしばらくするとワゴンRやアルト、スペーシアなどのクランクプーリーボルトのリコール及びフロントコイルスプリング交換のリコール案内が対象車種のお客様に届くと思います。あまりリコールが多いのも良くないと思いますが。
当社以外でのご購入や整備されているお車もリコール作業を承ります。お気軽にご相談下さい